ログミー株式会社

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ログミーFinance、IR活動の効果を可視化するIRダッシュボード機能をリリース

株式会社Figuroutとの業務提携により、新機能の提供を開始

ログミー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:石本 卓也)は、運営する上場企業の決算説明会などの書き起こしメディア「ログミーFinance(ファイナンス)」において、2024年1月22日(月)よりログミーFinance顧客企業にIRダッシュボード機能の提供を開始することをお知らせします。

本機能リリースにより、ログミーFinanceはメディアを通じたIRでの認知獲得から興味喚起にとどまらず、IR施策の数値的な効果/株式市場へのインパクトの把握までをテクノロジーで一貫してサポートすることにより、IRの可能性を最大化してまいります。

新機能リリースの背景

近年の投資環境はますますグローバル化しており、投資家は多様な情報にアクセスできるようになっています。上場会社は自社の業績や戦略に関する情報の適切な発信で投資家に見つけてもらい、透明性や信頼性を提供する必要があります。

その中で、上場会社のIR活動における情報発信効果の可視化は、投資家に対して提供される情報の受容度や影響度を明確にするために重要です。適切な情報発信が行われれば、株価に対するポジティブな影響をもたらすことや、逆に、情報発信に課題がある場合、株価に対してネガティブな影響を及ぼすこともあります。

このような背景のもと、上場会社のIR活動の最大化や効率化を目的とした情報発信を評価し改善を支援できるよう、ログミーFinanceは今回の業務提携により、IR活動の効果を可視化できるダッシュボード機能をリリースいたしました。

本新機能は、ログミーFinanceのサービスをご利用いただいている企業様(弊社システムのアカウント有)であれば、弊社システム上でそのままご利用いただけます。

〜ログミーFinance新機能:IRダッシュボード イメージ〜

ウェビナー開催のご案内

本機能のリリースにあたり、下記ウェビナーを経営者・IR担当者向けに開催いたします。

ウェビナータイトル:
「データの力で企業価値の可視化を」
ー IR施策の数値的効果/株式市場へのインパクトの把握 ー

開催日時: 2024年2月27日(火)12:00-13:00
開催形式: オンライン型(ウェビナー)
参加費用: 無料
主催:   ログミー株式会社、株式会社Figurout
ウェビナー内容:
1. 今後の取り組みについて
2. IRダッシュボードサービス「Hooolders Analytics」の効果的な活用方法、活用事例
3. IR活動の実態調査結果を踏まえたIRの変化と、今後上場企業に求められるIRについて
お申し込みはこちら:https://logmi.seminarone.com/logmi20240227/event

■ログミーFinanceについて

ログミーFinanceは、「すべての人にIRを開放する」をミッションに掲げ、企業と投資家を繋ぐIRテックイノベーターとして事業を展開しています。

決算説明会などIRイベントの内容を全文書き起こして公開し、IRとメディアの発信力を組み合わせることで、IR活動の量と質を高めるサポートをしてきました。IR活動における新たなアプローチ手法として利用企業が急増しており、掲載実績は1,400社を超えるファイナンスメディアになっております。

ログミーFinance サービスに関するお問い合わせはこちらから:
https://logmi.co.jp/service/finance/contact/

■今回業務提携を行うことになった「Figurout社」について

Figuroutは、「資本主義の主役を、お金から人間に」をパーパスに、”企業価値の変動”を一目で把握し分析できる、経営者向けIRダッシュボードサービス「Hooolders Analytics」を開発・提供しています。市場再編やPBR1倍割れ問題、ESGへの注力など、”企業価値” と向き合う重要性がより高まる中、データやAIの力で企業価値の可視化と向上をサポートします。

【ログミー株式会社 会社概要】
会社名 :ログミー株式会社(Sansan株式会社グループ)
所在地 :東京都港区北青山3-6-7 明治安田生命青山パラシオ4F
設立  :2013年8月
代表者 :代表取締役 石本 卓也
事業内容:デジタルメディア事業/イベント・セミナーの企画・実施など
URL  :https://logmi.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ窓口】
ログミー株式会社
担当:井上
Email:[email protected]
Tel:03-6277-5188

時価総額に応じてIRリソースに格差。株式市場の底上げに大きな課題 ~「ログミーファイナンス IR活動の実態調査2023年度」~

個人投資家への認識として、「出来高に貢献」「中長期の安定株主」という結果が上位に

ログミーFinanceロゴ

ログミー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:石本 卓也)が運営する上場企業の決算説明会などの書き起こしメディア「ログミーFinance(ファイナンス)」は、上場企業3,811社を対象に、IR活動の実態調査を実施しました。

本調査は、上場企業におけるIR活動の実態・傾向を把握し、様々な対応が求められる上場企業へ今後のIR活動に役立てていただくことを目的としています。

【調査概要】

概要:日本の上場企業におけるIR活動の実態に関するアンケート調査(全25問)を実施
対象企業:2023年10月時点で東京証券取引所を中心とした国内の取引所に上場している3,811社
対象者:IR業務を行う担当者(役員、IR部門責任者、担当者)
回答方法:WEB上のアンケートフォームより入力
回答数:うち521社
調査期間:2023年10月16日(月)~2023年11月28日(火)
調査機関:自社調べ

【調査結果のサマリー】

・IR活動上の課題として、「時価総額の向上」に続き「新たなIR施策の検討と実行」が上位の結果に
・7割以上の企業が個人投資家に対するIRを実施または実施を検討
・個人投資家向けにIRを実施している企業の理由は、「出来高に貢献してくれる1プレイヤー」「中長期の安定株主と思っている」という結果が上位に

【調査結果を踏まえた考察】

時価総額の大小に準じてIR予算やリソースに格差が広がっており、株式市場の底上げに大きな課題                   

                                                                     時価総額が大きい企業ほど、IR担当者数と予算が豊富な傾向にあります(図2、図4)。
 IR活動の実施状況を上場区分ごとに見ると、プライム市場、グロース市場、スタンダード市場の順に実施率が高い結果となりました(図6)。上場区分の基準に流通株式時価総額が含まれることを考慮すると、グロース市場とスタンダード市場の順位が逆転していることは注目に値します。特に グロース市場の企業には高い成長が期待されていることから、成長期にある企業にとって、投資家との関係構築が成長機会の模索のための重要な手段となっている可能性が示唆されます。

47.2%の企業がIR活動の効果を測定できていない。新たなIR施策の検討と実行が課題の上位に

                                                                    IR活動の効果測定に関して、時価総額が大きい企業ほど実施できている傾向が見られますが、約5割の企業がIR活動の効果を測定できていないという結果となりました(図7、図8)。
 抱えているIR活動の課題としては、時価総額や出来高の向上に加え、「新たなIR施策の検討と実行」や「投資家との接点不足」が上位に挙げられます(図10)。このうち時価総額と出来高は目標指標と課題の双方で共通しており、市場の結果として明確に観測できるものの他の要因の影響が大きく、効果測定の難易度が高いことが背景にあると考えられます。

個人投資家への注目はますます拡大していく可能性

                                                                     個人投資家向けのIRを実施してる企業は、実施を検討している企業も含めると74.6%であり、機関投資家と並行して多くの企業が個人投資家にも注目していると分かります(図11)。「新たなIR施策の検討と実行」や「投資家との接点不足」が課題に挙がっていること、また、最も効果的な個人投資家向けのIR施策は「個人投資家向けの説明会開催」という結果から、今後個人投資家向けの説明会を開催する企業が増えていくことが予想されます。新NISAをはじめとした市場の潮流からも、個人投資家への注目はますます拡大していく可能性があります。

【主要な集計結果】

【図1】IR活動の体制(人数)(単一回答 n=521)
79.5%の企業が、IR活動の体制が3名以下

【図1】IR活動の体制(人数)

【図2】IR活動の体制(人数) ~時価総額別~(単一回答 n=521)
時価総額別で見ると、1,000億円以上の企業が4名以上体制での割合が多い

【図2】IR活動の体制(人数) ~時価総額別~

【図3】年間のIR予算(法定開示関係の費用除く)(単一回答 n=521)
76.8%の企業が、年間のIR予算1,000万円未満

【図3】年間のIR予算(法定開示関係の費用除く)

【図4】年間のIR予算 ~時価総額別~(単一回答 n=521)
時価総額の大きさに応じてIR予算も多い傾向

【図4】年間のIR予算

【図5】IR活動の実施有無(単一回答 n=521)
90.8%が、最低限の情報開示以上にIR活動を実施

【図5】IR活動の実施有無

【図6】IR活動の実施有無 ~上場区分別~(単一回答 n=521)
スタンダード企業の5社に1社は、最低限の情報開示程度のIR活動に留まっている

【図6】IR活動の実施有無 ~上場区分別~

【図7】IR活動の効果測定について(単一回答 n=521)
47.2%の企業がIR活動の効果を測定できいない

【図7】IR活動の効果測定について

【図8】IR活動の効果測定について ~時価総額別~(単一回答 n=521)
時価総額が大きい企業ほど、効果測定を実施できている傾向

【図8】IR活動の効果測定について ~時価総額別~

【図9】IR活動の目標にしている指数について(複数回答 n=521)
目標指標は、上位から「株価」「機関投資家とのMTG件数」「時価総額」「出来高」

【図9】IR活動の目標にしている指数について

【図10】IR活動において、現在抱えている課題(複数回答 n=521)
IR活動における課題は、上位から「時価総額の向上」「新たなIR施策の検討と実行」「出来高の向上」「投資家との接点不足」

【図10】IR活動において、現在抱えている課題

【図11】個人投資家向けIR活動の実施有無(単一回答 n=521)
7割以上の企業が個人投資家に対するIR活動を実施または実施を検討している

【図11】個人投資家向けIR活動の実施有無

【図12】個人投資家向けIRを実施している理由(複数回答 n=322)
個人投資家への認識として、「出来高に貢献してくれる1プレイヤーだと認識している」「中長期の安定株主と思っている」という結果が上位に

【図12】個人投資家向けIRを実施している理由

アンケート結果に関する詳細資料をご希望の場合は、下記よりお問い合わせください。
https://logmi.co.jp/service/finance/contact/